寝て稼げるのは何故?SleeFiのエコノミクス考察

こんにちは、SleeFiメンバーOGのSTEELです。

SleeFiは「SleepToEarn」をコンセプトとしたWeb3.0プロジェクトで、寝るだけでお金を稼げるという99.9%の人が耳を疑うエコノミクスとなっています。

そんなウマイ話があるわけないだろと思いきや、Xやdiscordでは毎朝いくら稼いだかの嬉しい報告が飛び交っていおり、数千円から中には数万円を1日で稼ぐ猛者も。

STEEL

私もなんだかんだ毎日5000円くらい稼げています。

ただしこれはリスクを負って初期投資を行なった結果であり、寝ると稼げるよう設計された巧妙なカラクリの上に成り立っているんですね。

ということで、この記事ではSleeFiのエコノミクスを深掘りしていこうと思います。なお筆者はプレイヤー側の人間なので、あくまで想像のものとなります。ご了承ください。

SleeFiの概要

SleeFiは睡眠計測を行うことでお金が稼げるゲームです。世界中の人々のライフサイクルを改善することを目的としていて、睡眠の質が良いともらえる報酬が高くなる仕組みとなっています。

ゲームに参加するには初期投資としてベッドNFTを購入する必要があります。購入に使用する通貨はAVAXで、ベッドNFTを多く所有するほど報酬が増えるハイリスクハイリターンな投資となります。(ベッドは1台だけでも3~5万円します。正直高いです。)

ベッドNFTを購入したら睡眠計測を行うことで、ゲーム内トークンSLFTを報酬として受け取ることができ、これを別の仮想通貨に換金することでお金を稼ぐことができます。

このエコノミクスが何故成立するのか?次の章からポンチ絵で解説していこうと思います。

エコノミクス図解

こちらが私のイメージしているSleeFiエコノミクスの図となります。赤いアイコンがAVAX、青いアイコンがSLFT、ベッドの絵文字がベッドNFTを表しています。

おおまかな流れを説明すると、
①ユーザーは仮想通貨取引所とのやりとりで、現金とAVAXを交換する。
②ユーザーは運営とのやりとりで、AVAXとベッドを交換する。
③ユーザーはベッドNFTを所有した状態で睡眠計測を行うことで、報酬としてSLFTを受け取る。
④ユーザー1は流動性プールとのやりとりで、SLFTとAVAXを交換し、AVAXを入手する。
⑤ユーザー2は流動性プールとのやりとりで、AVAXとSLFTを交換し、SLFTを入手する。

となります。この流れの中で重要な項目を個別に解説します。

睡眠計測による報酬SLFTの発生

SleeFiでは寝て稼ぐを実現するため、ベッドNFTを所有して睡眠計測を行うことで報酬としてSLFTを受け取ることができます。このSLFTは無から生まれる仮想通貨であり、運営の関与なしに直接受け取ることができるため、運営の不正による価値低下を防ぐことができます。

ここで、寝るとSLFTが生み出されるのは何故?と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう世界を構築したから、というのが回答となります。現実世界では万有引力が発生することが「決まりごと」となっているように、SleeFiワールドの物理法則では寝るとSLFTが生み出されることが「決まりごと」となっているのです。

なんで寝ると仮想通貨がもらえるの?

創始者

そういう法則が成り立つ世界をがんばって作ったからだよ。

そして、ユーザーは質の良い睡眠を取ることで高い報酬を受け取ることができるようになるため、自然と参加者はライフサイクルを改善することになります。

運営の取り分

当然ながら、SleeFiのエコノミクスでは運営の取り分が存在します。

運営の主な収益は、②運営が管理するマーケットにて運営が用意したベッドの売上と、ユーザーが出品したベッドの売上から得られる手数料となります。他にも細かいものはいくつかありますが、ベッドの取引が活発になることが運営にとって重要となります。

SLFTの創出と回収(バーン)

先ほど睡眠計測を行うことでSLFTを創出できると書きましたが、SLFTがもし一方的に増えるだけの仮想通貨であったらあっという間に価値が薄れて電子ゴミとなってしまうでしょう。これを防ぐため、SLFTは様々な方法で回収(バーンと呼ばれることが多い)されます。

図にも表記している通り、SLFTをバーンする用途としては、ベッドのレベル上げやベッドミントなどがあります。新規参入者は稼ぎの効率を上げるためベッドのレベルを高くしたり、ベッドの台数を増やす必要があり、これらのアクションにはSLFTのバーンが必要となります。

参考までに、以下にSLFTがバーンされる用途を記載します。

  • ベッドのミント
  • ベッドの修理
  • ベッドのレベルアップ
  • ジェムのアップグレード
  • ジェムソケットの解放
  • アイテムのアップグレード
  • 保険料
  • ベッドのリサイクル
  • ガチャ
  • ラッキーボックスの開封

SLeeFiならではのユニークな機能として、SLFTをバーンしてガチャを回すというのがあります。ガチャを回すとベッドを強化するアイテムなどが手に入るのですが、基本的には期待値はマイナスです。しかしイベント期間中はガチャを回すと受けられる特典があったりして、非常に多くのSLFTがバーンされます。

流動性プールを介した取引

ユーザーにはSLFTをAVAXに換金したい人、AVAXを払ってSLFTを入手したい人が混在しています。このやりとりは流動性プールというものを介して行われます。

流動性プールというのは、異なる2種類の仮想通貨が大量に用意されている資金プールのことで、プールの在庫量によって交換レートが変化します。資金プールは仮想通貨ペアの比率が一定である状態が健康とされていて、例えばプールの中がSLFTだらけになった場合、1AVAXをもらうためのSLFTのレートはどんどん悪くなります。

資金プールの仮想通貨ペアの比率を保つにはSLFTの需要と供給が釣り合っていなければいけません。SLFTは日々の睡眠計測で供給されます。これに対して、例えば新規ユーザーのベッドレベル上げ等の需要が釣り合っている状態が一番望ましいことになります。

STEEL

SLFTを利確する人が優勢になると、SLFTのレートがどんどん落ちていくよ。

リスクと未来展望

流動性プールの項目でお察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、SLFTの需要と供給バランスにより、プロジェクトの雰囲気は大きく変化します。

例えばSLFTの供給>SLFTの需要となると流動性プールからAVAXが引き抜かれてSLFTの交換レートが低くなり、寝て稼ぐ効率が悪化します。こうなるとプロジェクトの印象が悪くなり新規ユーザーの参入が減少、SLFTの需要がさらに減ってマイナスのループが発生します。

一方、SLFTの需要>SLFTの供給となるとSLFTの交換レートがどんどん高くなり、寝て稼ぐ効率が向上します。こうなるとプロジェクトの印象が良くなり新規ユーザーの参入が加速、SLFTの需要が増してプラスのループが発生します。

寝て稼ぐというパワーワードの威力は高いため、新規ユーザーを呼び込むポテンシャルは十分にあると思いますが、新規ユーザーに来てもらわないと成立しない経済をよくポンジスキームと批判されることがあります。これを回避する方法として、SleeFiでは将来的に外部機関との提携による流動性プールへの資金プールへの資金追加を挙げています。

ロードマップを見ると観光業との提携や睡眠医療機関との提携と記載されており、計測で収集した睡眠計測結果を使ってコラボを行うことが盛り込まれています。このとき外部機関から受けた資金提供はそのまま流動性プールへ充てられる可能性があり、その場合ポンジスキームから脱却できると考えられます。

現状SleeFiは儲かるという話が先行していて、本来の目的である睡眠の質に関しての声があまり聞こえてきませんが、今後睡眠アプリとしての地位を築くことができれば外部機関とのコラボも十分あり得ると思いますので、がんばって開発を進めていただきたいところです。

まとめ

SleeFiのエコノミクスやSLFTのバーンの仕組み、流動性プールでの取引について解説しました。将来的には外部機関との提携が見込まれ、プロジェクトの発展に期待が寄せられています。

一方で、供給と需要のバランスがプロジェクトの健全性に影響を与える可能性もあり、リスクを十分に理解する必要があります。SleeFiがゲームを通じて、睡眠の質を向上させるだけでなく、参加者に寝て稼ぐ新たな経済機会を提供していくことを期待しています。

SleeFi

Posted by soya